その名の通り、四川省の面をクリアする難しさのことです。
簡単な面はすらすら解け、難しい面は手詰まりになる可能性が高いでしょう。しかし、何がそれを決めているのか、というのは難しい問題です。目の錯覚や思い込みなどの人間特有の性向も、難易度を大きく左右することは想像に難くありません。本来的には、人間がプレイし、その面の「持ち味」を踏まえて難易度を判定すべきですが、自動生成面ではそうはいきません。
シンプル四川省では、面の「難易度」をざっくり簡易的に次のように定義しました。
難易度が高い ≒ 牌を取っていく手順のあらゆる組み合わせの中で、手詰まりにならずクリアできる手順の割合が低い
しかし、簡易的とは言うものの、上記の計算を行うことは決して簡単ではありません。ある面の牌の取り方の手順パターンは天文学的に膨大な数となりますので、現在のPCやタブレットの性能では、その全てを列挙することは不可能です。
そこで、シンプル四川省では、面が解ける割合を近似的な方法で高速に計算し、難易度を推定しています。簡単に説明すれば、ある面を違った手順で何千回と解いて解けた回数と手詰まりの回数を数えその比を計算する、という事をしています。推定難易度の近似計算は、計算機負荷などの変動により、計算結果が揺らぐことがあります。つまりPC1で判定した難易度とPC2で判定した難易度がわずかにズレることがあると言うことです。
難易度は、超易、易、並、難、超難、激難、究極の7段階としました。それぞれの区分範囲の内訳は非公開ですが、「超易」は面が解ける割合=ほぼ100%、究極はかなり0%に近い、という設定になっています。
想像に難くないでしょうが、面サイズと難易度には強い相関があります。小さな面は簡単で、大きな面は難しい傾向があります。14×6では、「超難」以上の難度の面は滅多にありません。数万面調べて1つあるかどうか、という存在頻度です。ですので、難易度選択でも選べないようになっています。逆に、17×8で「超易」の面も、数%程度とわずかな存在頻度となります。このように面サイズと難易度の組み合わせによっては、プレイ開始した時に、目的の難易度の面を見つけるまでに時間が掛かるため、指定できない場合があります。